【脱・船電源】「巻き上げが遅い」のはリールのせいじゃない?電動リールの真価を引き出す「リチウムイオンバッテリー」導入のすすめ

釣りノウハウ

「船長からの『上げて!』の合図。周りはウィーンと軽快に巻き上げているのに、なぜか自分のリールだけ音が低く、巻き上げが遅い……」 「大物がかかった瞬間、リールの巻き上げ音が弱々しくなり、フワッと軽くなってバレてしまった」

もしあなたがそんな経験をしたことがあるなら、それはリールの故障でも、あなたの腕の差でもありません。 十中八九、「電源」の問題です。

せっかく高い船代を払って、早起きして海に出たのに、最後の最後で「電気」のせいで魚を逃す。これほど悔しいことはありません。今回は、船釣りの快適さと釣果を劇的に変える「電動リール用バッテリー」の最適解について、現場のリアルな課題と解決策を徹底解説します。

結論から言うと、「船の電源は信用するな。そして、重い鉛バッテリーは捨ててコードレスにせよ」です。


1. 知らないと損する「船備え付け電源」の3つの致命的欠点

初心者のうちは「船に電源があるなら、それを使えばいいや」と考えがちです。しかし、ベテランになればなるほど、船の電源(船電源)は使いません。 なぜなら、そこには釣果を左右する3つの大きなリスク(課題)が潜んでいるからです。

① 肝心な時の「電圧不足」がお祭り騒ぎを生む

船の電源は、船のエンジン(オルタネーター)から供給されています。しかし、この電気は非常に不安定です。 特に、船長が「反応あるよ、上げて!」とアナウンスした直後を想像してみてください。乗船者20人が一斉に電動リールのスイッチを入れます。するとどうなるか?

船全体の電圧が一気に降下します。 家のブレーカーが落ちる手前で電気がチカチカするのと同じ現象が、リールで起きます。結果、パワーが出ない、巻き上げが止まるといったトラブルが発生します。 タチウオやアジなど、口の柔らかい魚の場合、巻き上げ速度が不安定になるとテンションが緩んでバレる(針が外れる)原因になります。「あと一歩でバレた!」の原因は、実はここにあることが多いのです。

② 意外に多い「コードの接触不良」と「サビ」

船の電源ソケットを覗き込んだことはありますか? 潮風にさらされ続け、端子が緑色のサビ(緑青)で覆われていることが珍しくありません。 「電源が入らないな……」と思って、プラグをグリグリと回してようやく通電した、なんて経験がある方も多いはず。

怖いのは、魚が掛かってリールに負荷がかかった瞬間です。船の揺れや魚の引きによる振動で、接触が一瞬でも切れると、電動リールはカウンターがリセットされたり、最悪の場合、巻き上げが停止したりします。 大物とのやり取りの最中に電源が落ちたら……想像するだけでゾッとします。

③ 「電源がない席」や「断線」でお手上げ

初めて乗る船宿の場合、すべての座席に完璧な電源があるとは限りません。 「通されたミヨシ(船首)の席、電源ソケットが壊れていて使えなかった」 「持参したコードが船の端子と合わなかった」 こうなると、電動リールはただの「重たい手巻きリール」になります。水深80m、100mを手巻きで回収する苦行は、釣りの楽しさを完全に奪い去ります。 「船電源があるから大丈夫」という油断は、当日の釣りを台無しにするリスクがあるのです。


2. 理想の頂点「シマノ BTマスター 11Ah」という壁

では、どうすればいいのか。 「電圧が安定していて、容量も十分なバッテリー」を自分で持ち込むのが正解です。その頂点に君臨するのが、釣り具メーカーの最大手、シマノが誇る『電力丸』シリーズ、特に最新の『22 BTマスター 11Ah』です。

これは間違いなく「最強」です。 鉛バッテリーや船電源(約12V)とは次元の違う、14.8V(最大16.8V)という高電圧を出力します。シマノ製の電動リール(ビーストマスターなど)と組み合わせれば、モーターの真の性能が解放され、巻上げスピードもトルクも別次元になります。「隣の人より早く仕掛けを回収できる=投入回数が増える=釣れる」という図式が成り立ちます。

しかし、唯一にして最大の欠点があります。 「価格が高すぎる」ことです。

実売価格で6万円〜7万円前後。ハイエンドの電動リールがもう一台買えてしまう値段です。 「毎週のように深場に通うプロ級の人」や「マグロ狙いのガチ勢」なら投資の価値はありますが、週末アングラーや、「たまの休みにアジやタチウオを楽しみたい」という層には、正直オーバースペックであり、財布へのダメージが大きすぎます。


3. コスパ最強の革命児「コードレス・リチウム」という選択肢

そこで私が自信を持っておすすめするのが、「リール直結型(コードレス)のリチウムイオンバッテリー」です。 中でもAmazonなどで手に入るDNYO スーパーリチウム 3500mAh』のような製品が、今、船釣りファンの間で爆発的に普及しています。


このスタイルのバッテリーには、高価な純正品にはない、現場レベルでの「圧倒的な使い勝手の良さ」があります。

メリット① 「コードがない」という自由

これが最大のメリットです。通常、電動リールからは太い電源コードが伸び、足元のバッテリーや船電源に繋がっています。

  • 船内で移動する時にコードが足に絡まる。

  • 魚を取り込む際、コードが邪魔でロッドを自由に動かせない。

  • 隣の人とお祭りした時、コードのせいで動きにくい。

直結型バッテリーなら、これらが全て解消されます。ロッドとリールが一体化し、まるで手巻きリールのような軽快さで扱えます。トイレに行く時も、ポイント移動でキャビンに入る時も、いちいちコードを外す手間がありません。

メリット② 驚異的な「軽さ」で温泉・電車釣行も楽々

鉛バッテリーは2〜3kgあり、まるで漬物石を持ち運ぶようなものです。 一方、この直結型バッテリーは数百グラム。スマホとモバイルバッテリーを持っていく程度の感覚です。

当サイトでも推奨している「電車釣行」や「帰りの温泉」において、荷物の軽さは正義です 。重いバッテリーがないだけで、クーラーボックスを持つ手がどれだけ楽になるか。これは一度味わうと戻れません。

メリット③ 意外と重要な「液晶残量表示」

安価なバッテリーの中には、いつ切れるかわからないものも多いですが、今回紹介するDNYOのモデルは「液晶パネルでの%表示」がついています。 「あと40%あるから、後半戦もいけるな」「残り20%、そろそろ予備に変えよう」と、可視化される安心感は絶大です。


4. 「3500mAh」の不安を消す、賢い運用の裏技

「でも、純正品(11Ah)に比べて容量(3.5Ah)が少なくない?」 鋭い方はそう思うでしょう。確かに、3500mAhという容量は、水深の深い場所で1日中、高負荷でシャクリ続けると、お昼過ぎに電池切れになる可能性があります。

そこで提案したいのが、「2台持ち(ダブル運用)」です。

DNYOなどのサードパーティ製バッテリーは、純正品の1/4程度の価格で買えます。つまり、2本買ってもまだ純正品の半額以下なのです。

「2台持ち」が最強である理由

  1. 1日中「フルパワー」が続く どんなバッテリーも、残量が減ると電圧が徐々に下がります。しかし、お昼ごろに満充電の2本目に交換すれば、朝一番のハイパワーが夕方まで持続します。

  2. リスク分散になる 万が一、1本が故障したり、充電し忘れていても、予備があれば釣りは続行できます。高価なバッテリー1個に頼るより、安価なバッテリー2個でリスクヘッジする方が、実戦的です。

  3. 同船者に貸せる(ヒーローになれる) 隣の初心者が船電源のトラブルで困っている時、「これ使う?」と予備を貸してあげることができます。


5. まとめ:次の釣行は「コードレス」でストレスフリーに

船釣りのストレスの半分は「電源とコード」にあります。

  • 船電源の電圧不足や接触不良に怯えなくていい。

  • 重たい鉛バッテリーを運ばなくていい。

  • 足元のコードを気にせず、自由に動き回れる。

シマノのBTマスターは確かに最高性能ですが、私たち週末アングラーにとって、コストパフォーマンスと「身軽さ」を両立させてくれるのは、**「直結型リチウムの2本運用」**です。

特に、タチウオ、ライトアジ、イサキ、マダイといった関東の人気ターゲットにおいて、この装備は最強の相棒になります。 「コードがないだけで、こんなに釣りが楽になるのか」と感動すること間違いありません。

Amazonでベストセラーになっているこのモデルは、シーズンインすると在庫切れになることも多いです。次回の釣行で「快適すぎる!」と感動するために、今のうちに準備しておくことを強くおすすめします。


 ▼ 今回ご紹介した「コスパ最強・直結型バッテリー」はこちら [DNYO スーパーリチウム 3500mAh 液晶残量表示&SOSライト付] (※純正バッテリーの半額以下で買えるため、予備を含めた「2本買い」が鉄則です!)


 

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