船釣りの最中、こんな経験はありませんか?
- 「時合い(入れ食い)なのに、PEラインがスパッと切れずにモタつく」
- 「100均のハサミを使っていたら、いつの間にか錆びて動かない」
- 「揺れる船上でハサミを海に落としてしまった…」
たかがハサミ、されどハサミ。 船上という特殊な環境において、「切れないハサミ」は釣果を下げる最大の原因になります。仕掛けの交換に手間取っている間に、群れが去ってしまうからです。
この記事では、年間30回船に乗る私がたどり着いた、「絶対に錆びさせない・一発で切れる」最強のハサミとプライヤーをご紹介します。
船釣りで「普通のハサミ」を使ってはいけない2つの理由
コンビニや100円ショップのハサミを釣りバッグに入れている方は、今すぐ見直すことをおすすめします。
1. PEラインは「普通の刃」では逃げる
船釣りでメインとなるPEライン(編み糸)は、非常にしなやかで強度があります。 普通の文房具用ハサミで切ろうとすると、刃の間で糸が滑って「グニュッ」となるだけで切れません。 ここ一番で結び直す時、この「グニュッ」が最大のストレスになります。
2. 海水の塩分は「ステンレス」すら腐食させる
「ステンレス製だから大丈夫」と思っていませんか? 安価なステンレスは、海水に晒されると一晩で茶色く錆びます。 カシメ部分が錆びて開かなくなると、もう使い物になりません。
【結論】これさえ買えば間違いない「神器」3選
私が数々のハサミをダメにして、最終的に生き残った「本物」だけを紹介します。
1. 【最強の切れ味】ダイワ(Daiwa) リガー AS-75F
「PEラインが、まるで紙のように切れる」感動を。
釣り具メーカーの最大手、ダイワが作った本気のPEカッターです。 刃に施されたギザギザ加工(セレーション)がPEラインを逃さずキャッチ。テンションを掛けなくても、**「サクッ」**という音と共に切断できます。 フッ素塗装されているため、錆びにも圧倒的に強いです。
- こんな人におすすめ: ノット(糸結び)の時間を半分に短縮したい人。
- 価格目安: 1,500円〜2,000円
2. 【コスパ最強】シマノ(SHIMANO) パワープライヤー
ハサミとペンチ、これ1本で完結させたいならコレ。
「ハサミとプライヤーを2つ持ち替えるのが面倒」という方には、シマノのパワープライヤーが最強です。 先端はスプリットリングオープナーになっており、根本のカッター部分はPEライン対応。 グリップが大きく、「濡れた手・汚れた手」でも力が入りやすい設計は、さすがシマノと言わざるを得ません。
- こんな人におすすめ: 道具を減らしたい人、ルアー(ジギング)もやる人。
- 価格目安: 2,500円〜3,500円
3. 【一生物】スノーピーク(snow peak) ステンボーンプライヤー
「釣り具というより、工芸品」
キャンパーにはおなじみのスノーピークですが、実は釣り用プライヤーの名作を作っています。 燕三条の職人が磨き上げたステンレスボディは、何年使っても錆びを知りません。 所有欲を満たす美しいデザインと、カチッとした剛性感。 値段は高いですが、安物を何度も買い換えるより、結果的に安上がりになる「一生物」です。
- こんな人におすすめ: 良いものを長く使いたい本物志向の人。
- 価格目安: 6,000円〜8,000円
【必須】ハサミを海に落とさないための「命綱」
揺れる船上では、手元からハサミが滑り落ちることが多々あります。 海に落ちたらジ・エンド。 それを防ぐために、必ず「ピンオンリール(コードリール)」をセットで購入しましょう。
おすすめ:第一精工 クリップオンリール
胸ポケットやライフジャケットに「カチッ」と挟むだけで装着可能。 コードが長いので、装着したままスムーズに作業ができます。 数百円の投資で、数千円のハサミを守れるなら安いものです。
まとめ:道具への投資は「釣果」への投資
「たかがハサミ」と思って100均のものを使っていると、重要な場面で時間をロスします。
「スパッと切って、サッと結んで、すぐに仕掛けを投入する」
このサイクルの早さが、竿頭(一番釣れる人)への近道です。 まずは騙されたと思って、専用のPEカッターを一本手に入れてみてください。 きっと、「今までのは何だったんだ?」と驚くはずです。
今回紹介した「神器」リスト
- 切れ味No.1: [ダイワ リガー AS-75F]
- 万能No.1: [シマノ パワープライヤー]
- 耐久性No.1: [スノーピーク ステンボーンプライヤー]

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